SDGs達成への取り組み
SDGsとは
SDGs(持続可能な開発目標)とは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
2001年策定のMDGs(ミレニアム開発目標)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されました。 発展途上国のみならず、先進国も取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本も積極的に取り組んでいます。
人工知能接客システム「AIさくらさん」が目指すもの
AIさくらさんで以下の開発目標に貢献
AIさくらさんが従業員の相談窓口を担い、すべての人の健康管理と働きやすさを提供
現在、多くの企業は「働き方改革の推進」や「労働力不足の解消」のための様々なツール導入、高齢者や外国人の雇用促進などを進めています。一方、従業員同士の人間関係や精神的なストレスが起因し、業務効率化や生産性向上が十分に進まないという課題も多く抱えています。特に最近では、職場内でのパワハラ・セクハラによる精神障害、長時間労働による過労死が労災認定へと発展するケースも少なくありません。このような状況を受け、「AIさくらさん」に「メンタルヘルスケア」の能力を持たせることで、すべての企業で働く従業員の健康管理に貢献します。その他にも、性別や年齢、障がい、人種、民族、文化、LGBTに対する不平等や差別をなくすため、「AIさくらさん」を通じて基礎知識の提供や悩みを抱えている人の相談窓口を設けます。
教育現場の負担軽減と言葉の壁を取り除く
教師の業務量が多いことで、生徒一人ひとりの習熟度合いに応じた教育が出来ていないケースがあります。さくらさんなら、一人ひとりの課題に応じた勉強法を教えたり、問題を出すことが可能なため、生徒が自分に合った勉強法を身につけることが出来ます。また、世の中ではさまざまな言語でコミュニケーションが取られていますが、言語の壁により外国人と円滑なコミュニケーションが取れないことで職場内の研修でも負担がかかるケースも少なくありません。そこで言葉が通じないことによる学習の差をなくすため、さくらさんが間に立って言葉の壁を取り除く取り組みを行っています。さくらさんは12ヶ国の言語に対応しているため、在日外国人も自国の言葉で知りたいことや伝えたいことをさくらさんを通じてコミュニケーションが出来る仕組みを提供します。
様々なデータやシステムを繋ぎ合わせ新たな価値を生み出す
企業が保有しているデータの集計や分析業務などをさくらさんがすべて一手に引き受けることで、高精度なマーケティング活動が可能になります。お客様の声から、クレームの種や商品開発のヒント、顧客ニーズなどを可視化しながら企業の成長に必要な情報を最短で導き出します。また、さくらさんに寄せられる質問は、すべてクラウド環境の中に蓄積され、精度向上のための学習データとして活かされ続けています。どんな言葉であっても正確に聞き取り、的確な返答をすることで、人が困ったときの解決手段とした役割をAIさくらさんは担っていきます。
AIさくらさんを通じてテレワークによる雇用創出にも貢献
今後は働き方の多様化もますます進んでいくことが想定されています。近年では自然災害による被害も多く、都市部では交通機関が使えずに出勤が出来ないなど、サービスを提供する企業にとっては支障をきたす問題も発生することが増えてきました。一報、地方圏では勤務エリアによってなかなか働き手が集まらない問題も数多くあります。AIさくらさんは、持続可能なまちづくりに貢献するため、どのような状況であっても24時間稼働しながら案内や接客のサービスを提供し続けます。また、AIだけでは解決出来ない問題は遠隔地で働けるスタッフに情報を引継ぎながら困っている人と働くスタッフの人たちの橋渡し役として担う取り組みを推進していきます。
AIを通じた災害情報を多言語で提供
日本は世界の中でも自然災害が特に多く、その中でも地震、洪水、土砂崩れなどは時として広範囲で甚大な被害を引き及ぼします。それでも世界に向けては「BOSAI」という和製英語を発信しながら災害に備え、復旧までを考える日本の仕組みを盤石なものにしていくことは将来を見据えたとき、日本全体の国益にもつながる大事な取り組みでもあると考えています。このような背景から、さくらさんの導入企業では、ただ実務をこなす機械ではなく緊急時にも人びとを救う取り組みにも着手し始めています。災害が発生した際には、どこで何が発生しているのか、避難するための場所を日本語のみならず多言語でもアナウンスし、人びとがすぐに状況に気付いてもらい安全に誘導するための役割を担います。